平成31年 東日本大震災慰霊法要

2019年03月28日 / 東日本大震災関連, 災害復興支援部

本年も3月11日に東北各地で慰霊法要が行われました。
全国曹洞宗青年会主催だけでなく、各地の法要にもご随喜させていただきました。

福島県

 3月11日午前中、曹洞宗福島県青年会主催の相双地区東日本大震災慰霊碑供養が行われました。当日は風雨の強い悪天候ではありましたが、30名を超える青年僧侶が海岸沿いにある4ヶ所の慰霊碑の前で読経をつとめました。一般の方々もご焼香されました。

 午後には、復興祈願納経諷経・慰霊諷経が伊達市成林寺にて、全曹青副会長原知昭導師のもと行われました。例年と違い雨天のため、本堂での法要となりました。
 こちらの成林寺は、福島県内での青年僧侶の支援活動拠点の1つとなった寺院です。発災当時には境内に全曹青現地支援活動本部を設置し、多くの青年僧が活動に参加しました。支援活動本部としての活動を終了した現在も、こうして毎年慰霊法要が行われています。
 法要後には住職久間泰瑞老師のお話から、支援活動本部で約4,000人の青年僧が復興活動に取り組んだ当時の気持ちが、法要という形で現在も続いていることを振り返りました。原副会長挨拶では、全曹青からも多くの僧侶が参加したその活動の積み重ねの精神を、今後も風化することなく受け継ぐことの重要性を確認しました。

 本堂での法要後には幸いにも雨が上がり、納経塔前での諷経を勤めることができました。有志の青年僧と供に、本年も全国よりお寄せいただいたお写経を納経することができました。


岩手県

 岩手県では、午後10時より釜石市常楽寺で、藤原育夫住職が導師を務めて東日本大震災慰霊法要が執り行われました。法要後には藤原老師が雨の中集まった約100人の方々に「一年一年、だんだんと家も建ち、復興の足音が聞こえてきています」と挨拶をされました。法要の後には民謡と落語の清興が催されました。

 宮古市常安寺では午前10時より阿部文海住職が導師を務め、慰霊法要が行われました。参列者全員で焼香を行った後、常安寺ご住職さまがお亡くなりになられた檀信徒約80人の方々の名前を読み上げられ参加者全員でご冥福をお祈りしました。

 山田町龍泉寺では、慰霊法要の後、午後2時46分に黙祷が捧げられました。挨拶に立たれた龍泉寺住職の石ヶ森桂山老師は、ご自身のお師匠様を亡くした経験と震災犠牲者の方々とを重ね合わせ、両者の冥福をお祈りになりました。また、倉島隆行会長も挨拶をされました。
 その後、参列者の方々と僧侶たちがそれぞれ思い思いに行茶を楽しみました。


宮城県

 宮城県曹洞宗青年会が主催の東日本大震災被災地慰霊行脚に全曹青も参加させていただきました。行脚の行程は約5km。石巻市海蔵庵別院様から出発し、市内各所の甚大な被害を受けられた寺院跡地などに建立されている慰霊碑を巡り最後は大川小学校で行われる慰霊追悼法要に向かう予定でしたが、強風と豪雨のため中止しバス移動で諷経を勤めました。
 大川小学校には200名超の遺族が参列し「ここにまた来年も来ることが私たちに出来る事」「法要が心の支えになっている」との遺族代表挨拶に、継続していく意義をあらためて教えていただく法要となりました。

 また、角田市の自照院さま(錦織泰禅住職)にて東日本大震災慰霊法要を執り行いました。雨天のため、屋外の活動の灯前では全曹青会員のみで諷経を勤め、法要は本堂内で行うこととなりました。
 まず、発災時刻に合わせて黙祷し、安逹顧問の導師のもと、慰霊法要を勤めました。檀信徒の方々に焼香していただいた後、梅花講の皆さまが追善供養御和讃をお唱えしてくださいました。安逹顧問は「皆さまと一緒にお参りさせていただいたことに感謝し、今後も続けていきたい」と挨拶しました。