「東日本大震災慰霊逮夜法要 綴る願い、重ねる祈り ~繋がる想いが未来を拓く~」開催レポート

2014年03月22日 / 全曹青からのお知らせ, 執行部, 東日本大震災関連, 活動

福島県伊達市成林寺様において、平成26年3月10日、全国曹洞宗青年会の主催、全日本仏教青年会の共催にて、『東日本大震災慰霊逮夜法要』が行われました。本行事には、全日本仏教青年会の方々や各県の曹洞宗青年会員等、全国から約140名の参加者が集まりました。

11時30分より、全曹青災害復興支援部アドバイザーの宮下俊哉師が講師を務め「避難所としての寺院の可能性について」の研修が行われ、防災ストックヤードの必要性や、備蓄品の管理方法や参考例などのお話がありました。質疑応答の際には具体的な質問が多く、災害時の寺院のあり方について、皆熱心に聴講しておられた様子でした。

昼食は「備蓄食品の調理実習」として、境内の炊き出し実演会場において、火を使わずに炊ける「アルファ米」の作り方の説明。そして、そのアルファ米とともに、典座寮が朝早くから準備していた豚汁を、参加者には実際の炊き出しのようにテント外に並んでいただき、境内の思い思いの場所でいただきました。「アルファ米」を食したことのある参加者は少なく、皆関心を示していました。

午後になってもなかなか気温が上がらない寒空のもと、13時20分より境内内の納経搭において、主催者として櫻井尚孝全曹青会長の開会の挨拶が行われ、全国から寄せられた約7,000巻の写経を納めるべく、100名を超える随喜僧侶の皆様と共に、納経諷経が行われました。

その後、本堂に移動し、14時20分より「全日本仏教青年会法要」が、全日仏青理事長である伊東政浩師の導師のもと行われました。法要の始まる前に伊東政浩師より「これからも被災地への支援やお祈りを宗派の垣根を越えて共にしていきましょう」というご挨拶をいただき、金峯山青年僧の会の方々による法螺吹奏にて法要が始まりました。震災1日前の逮夜法要ではありましたが、地震が発生した14時46分には、全員で心を一つに重ねた黙祷を捧げ、本堂は鎮魂の祈りに包まれました。引き続き、全国日蓮宗青年会の方々の「咒陀羅」と「修法」によるご祈祷が行われ、最後には参加者全員で「四弘誓願」を唱えました。

次に、曹洞宗福島県青年会による「慰霊法要施食会」が行われ、導師は同会会長である富沢秀樹師が務めました。参詣の皆様は、東日本大震災物故者供養の為、また早期復興を願って焼香されたことと思います。

引き続き山形曹洞宗青年会による「萬燈供養」が行われました。大導師は同会会長の瀧田一成師が務め、納経師は東北管区理事の渡辺和弘師が務めました。きれいに並べられた蝋燭、また中国管区理事城市泰紀師の御縁で寄贈された、島根県の保育園児が使用済み蝋燭から作ったキャンドルも、そのひとつひとつに願いが込められていました。「綴る願い、重ねる祈り」という主題のように、蝋燭の灯で皆の想いが繋がったように感じました。参加されていた方々も、渡辺和弘師のご挨拶にありましたように、東北地区連絡協議会のスローガンである『東北はひとつ』の意味と意義を実感されたことと思います。

1日を通して、第20期全国曹洞宗青年会のスローガンである『繋がる想いが未来を拓く』を主催者である全曹青会員自らが、深く感じられる法要になりました。この想いを、40周年記念事業をはじめとする様々な事業や今後の広報活動などを通して、少しでも次代に繋げていきたいと誓願いたしました。