「禅文化学林四国大会」開催レポート

2015年03月16日 / 各曹青会, 各管区, 執行部, 禅文化学林

               全曹青創立40周年・四国曹青創立30周年記念
                 禅文化学林四国大会 開催レポート

 平成27年3月3日(火)・4日(水)の2日間、愛媛県松山市において、禅文化学林四国大会“共に生きる ~ミュージカル「ブッダ」を通じて復興支援を考える~”が開催されました。一日目の会場である松山市民会館において行われた「東日本大震災慰霊法要」「ミュージカル『ブッダ』公演―劇団わらび座―」には、開場1時間前から一般の方が列を作り、関心と期待の高さを伺わせました。ご当地キャラクターが出迎える中開場されたロビーは、来場者の列が引きも切らず、たちまち熱気に包まれます。ロビーでは、四国地区曹洞宗青年会(四国曹青)が3年に渡って継続してきた「福島子ども支援プロジェクト『こども自然ふれあい広場』」やその他の復興支援ボランティア活動の写真展示、全国曹洞宗青年会(全曹青)が進めてきた「絵馬に願いを」プロジェクトに寄せられた絵馬の展示、総合企画委員会ブース等を熱心にご覧になるなど、来場者は四国曹青及び全曹青の復興支援活動に関心を寄せておりました。

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 ミュージカル「ブッダ」公演に先立ち、四国曹青による東日本大震災慰霊法要が厳修されましたが、「般若心経」の一斉読経により、先ほどまで熱気に満ちていた場内が一転して厳粛な雰囲気へと変化していきます。そして、いよいよミュージカル「ブッダ」が開幕。シャカ族の王子として生を受けたシッダールタが、生・老・病・死の苦悩に触れ、多彩な登場人物と触れ合う中で発心しブッダとなっていく過程が、時にユーモアを交え、時に涙を誘う場面を交えながら描かれておりました。ミュージカル閉演後は、ロビーの随所で記念写真が撮影されるなど、ミュージカルの観劇を通して、出演者・観劇者、僧侶・一般の方が一体となった、本公演の成果を感じられました。

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 ミュージカル終演後は、会場を道後温泉「大和屋本店」に移しての記念写真撮影及び懇親交流会。清興の、松山の郷土芸能「本家 野球拳」では、会場が一体となる熱気と笑顔に包まれました。

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 2日目は、高木一晃実行委員長の進行のもと、引き続き「大和屋本店」を会場に「記念法要(仏祖諷経・東日本大震災慰霊法要/導師・四国曹青第16期会長 上本英昭師)」、「ワークショップ・グループ討議 お坊さんと一緒に考える 復興支援のあり方」が開催されました。ワークショップ・グループ討議に先立ち、松山市役所 人権啓発課 渡邊恵理さん、また、福島で被災後に避難先の愛媛で復興支援活動や地域支援活動に取り組むNPO法人えひめ311事務局長澤上幸子さんから活動の経緯や現状をお聞かせいただきました。また、四国地区曹洞宗青年会からは三好眞一師が活動を報告しました。その後、四国で活動するNPO法人や学生団体も交えて、ワークショップ・グループ討議へと進みます。ワークショップ・グループ討議は、「東日本大震災におけるこれまでの曹洞宗青年会の復興支援活動を知り、これからの私たちの生活に役立つヒントを考える」をテーマに、日本ファシリテーション協会の進行によって行われました。自己紹介ゲームの後、冒頭の話題提供を聞いての感想、災害時に不安に思うこと、災害時に寺院や僧侶に期待することを各グループで話し合いました。最後に、参加したそれぞれが「今感じていること」や「これからやってみたい事」などを紙に書き、大きな円を描いて全体共有しましたが、一般の方が「開かれたお寺」を望み、そしてそれを目指したいという参加僧侶が多かったのが印象に残りました。さらに、寺院同士や寺院と社会福祉協議会やNPO法人・市民団体とのより一層の連携を呼びかける方も登場し、熱気を帯びたまま、2日間の日程が全て終了。大円成にて閉幕いたしました。

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