味来食堂が開催されました。

2018年03月2日 / 味来食堂事業, 教化委員会, 活動

 
平成30年2月26日13時より東京グランドホテル5Fにて精進料理教室『味来食堂〜僧食を学ぼう〜』が開催されました。
 お坊さんによる精進出汁と精進料理の基礎講座ということで今回は9名のご参加を頂き、前回の長野県松本市で行われた味来食堂に引き続き、講師として神奈川県常泉寺副住職の折橋大貴師と宮城県宗恵寺副住職の長尾靖樹師の二人が努めました。
 お寺の副住職でありながら地元のフランス料理店のシェフとして腕をふるっている折橋師は今回その得意とする洋食の精進料理を、東神奈川の一茶庵において住み込みで手打ち蕎麦の修行を経験したという中尾師は和食の精進料理をそれぞれ担当しました。


 最初に教化委員会副委員長の斎藤紹俊師から参加者へ挨拶と精進料理の心得を説明し、料理教室が始まりました。食材を無駄にしない心、手間を惜しまない心、整理整頓を心がける心、この3つの心を大切にしながら講師が一つひとつの料理を丁寧に参加者に説明しました。
 講師の包丁さばきや手際の良さに目を奪われながらも自身の経験から得た精進料理に対する大切な話もたくさんありました。普段使い慣れない手狭な場所ではありましたが、すべての道具を綺麗に丁寧に扱う講師のその姿にも精進料理に対する大切な部分を学ぶことができました。

 今回のメニューは以下の通りです。
 ・精進出汁
 ・湯葉ご飯鼈甲あんかけ
 ・菜の花と塩昆布のペンネ
 ・もちもち蓮根もちのあんかけ
 ・蕎麦を使ったサラダ
 ・春の椀 桜のお吸い物
 ・柚子のブランマンジェ

 写真を見て頂いてもお分かりの通り、見た目も非常に美しい精進料理となりました。今回、サラダで使用するドレッシングとペンネで使用する梅ソースを間違えるというハプニングがありましたが、講師の冷静な対応で事なきを得ることができました。間違えた食材も最後に参加者と共に美味しく頂きました。
 作る側はもちろん、料理を頂く側も相手の心に寄り添って頂くことが大切であり、すべての心が通じ合ってこその精進料理であると感じることができました。


 『味来食堂〜僧食を学ぼう〜』はただの料理教室ではなく、現代社会の食生活における私たちの心を見直す大切な場になるのではないでしょうか。