全国曹洞宗青年会
映画『典座 ―TENZO―』オフィシャルサイト
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禅を世界へ そして未来へ
2019年秋、全国順次公開予定
全国曹洞宗青年会

映像制作集団「空族」
監督 富田克也
「バンコクナイツ」「サウダーヂ」

スタジオ石
 
現代の青年僧侶による
禅を世界へ
そして未来へつなぐ
渾身の物語

この映画は仏道を求める若い僧侶の葛藤や求道、その迷いの闇に射す典座の教えを描いております。
 曹洞宗の教えを日本に伝えた道元禅師(1200〜1253年)は24歳の時、権威的になった日本仏教に疑問を持ち、正伝の仏法を求めて遥か中国へと渡りました。迷いながら、失敗もしながら老典座に導かれるように天童寺へ向かわれます。そこで生涯の師となる如浄禅師と出逢い、坐禅により悟りを開いたと伝わります。  それから約800年が過ぎ、現代は飽食の時代。利便性と合理化を求めた果てに、我々は何を手に入れ、何を失ったのか。
 全国曹洞宗青年会は、自死、貧困、孤独死、自然災害、そして原発問題などと正面から向き合い、この映画を通して現代に求められる仏教のあり方を参究いたします。
 道元禅師が書き遺された『典座教訓』はとても1時間の映画で伝えきれるものではないということは承知しております。しかし、道元禅師の修行観へ大きな影響を与えた典座の教えと、青山俊董老師のお言葉の中にある『「本物」とは「仏心」とは何か』の問いを真摯に捉え、現代社会と共に仏の道をしっかりと踏みしめ歩んで行きます。
 皆様お一人おひとりにある、ご先祖様から伝わるいのちの循環に感謝を込めて、ご覧ください。

10年前、本山での修行期間を終えた兄弟子の倉島隆行(僧名・リュウギョウ)と弟弟子の河口智賢(僧名・チケン)は、自らの生まれた寺へとそれぞれ戻っていった。

 富士山の裾野に広がる山梨県都留市、耕雲院。智賢は、住職である父と、母、妻、そして重度の食物アレルギーを抱える3歳の息子と共に暮らしている。全国曹洞宗青年会副会長としての顔も持ち、いのちの電話相談、精進料理教室やヨガ坐禅など、意欲的な活動を続けている。
 一方の兄弟子・隆行は福島県沿岸部にあったかつてのお寺も、家族も檀家も、すべてを津波によって流されてしまった。今では瓦礫撤去の作業員として、ひとり仮設住宅に住まいながら本堂再建を諦めきれずにいた――。

 葬式仏教と揶揄されて久しい現在にあって、僧侶たちが現代日本社会に対峙するとき仏法はどうあるべきなのか?という青年僧侶たちの葛藤、そして悟りとは?という壮大なテーマを、道元禅師が遺した「典座教訓」を軸に、今を生きることを紐解きつつ、ドキュメンタリーとフィクション、そして時間と空間をも自在に飛び越えながら、禅問答のように描く。
STAFF/CAST

監督 富田克也
脚本 相澤虎之助・富田克也

撮影・照明 スタジオ石
録音・整音 山﨑巌
編集 富田克也・古屋卓麿
音楽 右左口竹の会
   Suri Yamuhi And The Babylon Band
   NORIKIYO

題字 藤田喜彦
デザイン 今村寛
スチール 山口貴裕
VFX 定岡雅人
WEB 山田俊哉

製作 全国曹洞宗青年会
プロデュース 倉島隆行
出演 河口智賢
   近藤真弘
   倉島隆行

   青山俊董

協力 大本山永平寺
   大本山總持寺
   曹洞宗宗務庁

海外担当 小山内照太郎・大野敦子
宣伝 岩井秀世

配給 空族 2019年/59分/DCP
監督 富田克也
 
1972年山梨県甲府市出身。制作期間5年を費やし都留市で撮影した『雲の上』(2003) を発表、空族を立ち上げる。甲府市のロードサイドを舞台にした『国道20号線』(2007) が全国公開され話題となる。『サウダーヂ』(2011)はロカルノ国際映画祭に正式出品され、第33回ナント三大陸映画祭金賞、第66回毎日映画コンクールで優秀作品賞&監督賞受賞。最新作『バンコクナイツ』は第69回ロカルノ国際映画祭にて若手審査員賞、第72回毎日映画コンクールで音楽賞と監督賞を受賞。フランス、タイでも公開された。

【富田克也監督コメント】
この作品は、全国曹洞宗青年会からの依頼を受け作りました。3.11 以後、彼らは 人々から必要とされ始めたと感じています。そして私たち空族も、『サウダーヂ』で描いた疲弊し空洞化する現代の日本社会の姿、『バンコクナイツ』の撮影を通じてアジア的な仏教感に触れ、今こそ日本人には信仰が必要なのではないかという思いからこれを引き受けました。カンヌ映画祭からの招待は、まさにご縁を頂いたという事だと思っています。


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