【速報】映画『典座ーTENZOー』カンヌ国際映画祭へ正式出品決定!

2019.04.22

全国曹洞宗青年会 製作
空族・富田克也監督  最新作

 

映画『典座ーTENZOー』

 

第72回カンヌ国際映画祭
批評家週間
「特別招待部門」

正式出品決定!

 

 

全国曹洞宗青年会製作、空族・富田克也監督の最新作『典座 -TENZO-』(2019 年秋公開予定)が、
2019年5月14日(火) より開催される第 72 回カンヌ国際映画祭におきまして、
批評家週間「特別招待部門」への正式出品が決定しました。

この度、カンヌ国際映画祭批評家週間の代表から「単純さと深さに魅了された」とコメントをいただいております。

全国曹洞宗青年会は、現代仏教と社会との新たな接点を求め、それぞれが抱える苦悩や葛藤をしっかりと受け止めることで、仏教の本質と禅の魅力を発信していきたいという思いから映画製作へと至りました。

「典座」とは、禅宗の寺院においての僧侶やお寺への参拝者の食事を司る役職のこと。仏道修行に励む僧堂において、調理を司る典座職は、曹洞宗で六知事という重要な六人のうちの欠かせない 一人であり、典座の教えは調理のみならず仏道を歩むうえでとても大切な教えを多く含みます。

本作は、道元禅師が遺した「典座教訓」を軸に、3.11 以降の現代日本における仏教の意義、そして信仰とは何かを探求した作品です。今を生きることを 紐解きつつ、ドキュメンタリーとフィクション、そして時間と空 間をも自在に飛び越えながら、禅問答のように描く稀有な仏教映画がここに完成しました。

 

【富田克也監督コメント】

この作品は、全国曹洞宗青年会からの依頼を受け作りました。3.11 以後、彼らは 人々から必要とされ始めたと感じています。そして私たち空族も、『サウダーヂ』で描いた疲弊し空洞化する現代の日本社会の姿、『バンコクナイツ』の撮影を通じてアジア的な仏教感に触れ、今こそ日本人には信仰が必要なのではないかという思いからこれを引き受けました。カンヌ映画祭からの招待は、まさにご縁を頂いたという事だと思っています。

 

映画『典座 -TENZO-』

オフィシャルサイト http://sousei.gr.jp/WP3/tenzo/

出演:河口智賢、近藤真弘、倉島隆行/青山俊董

監督:富田克也/脚本:相澤虎之助、富田克也/撮影・照明:スタジオ石/録音・整音:山﨑巌/編集:富田克也、古屋卓麿/

音楽:右左口竹の会/Suri Yamuhi And The Babylon Band /NORIKIYO

題字:藤田喜彦/デザイン:今村寛/スチール:山口貴裕/VFX:定岡雅人

製作:全国曹洞宗青年会/海外担当:小山内照太郎、大野敦子/宣伝:岩井秀世/

配給:空族 2019年/59分/DCP

©全国曹洞宗青年会